今までも昭和区社協には数多くの困りごと相談が寄せられ、他機関等とのネットワークを生かしながらその解決に取り組んできました。
  しかし、今から10年前と比べて昭和区における私たち昭和区社協の必要性は高まっているのでしょうか?
  昭和区社協の取り組みに賛同していただける応援団は増えているのでしょうか?

  私たち昭和区の社会福祉協議会(区社協)は、自分たちが本当に変わらなければいけないと思っています。また、ここで変わることができなければ、今後の昭和区社協の将来はないと思っています。
  そこで、私たちは「住民からもっと信頼される社協」になることを決意しました。
  そのためには、「相談ごとから絶対逃げない・断らない・一緒に悩み・一緒に行動し続ける」という「徹底した個別支援」を昭和区社協の根幹に置くことにしました。

  最近は、地域の状況や家庭の状況が以前に比べて大きく変わったことにより、以前にはなかった問題や解決が難しい問題も数多く出てきており、一つの部署の中だけでの解決が難しくなってきている現状があります。

 また、我々昭和区社協の使命として、住民の一人ひとりが豊かな生活を送ることができる地域づくりを展開していくことがあります。
  「その人の豊かな生活」を本質的に追求していくと、言うまでもなく、単に生活環境を整えるだけで達成できものではありません。
  その人の今までの人生や価値観を尊重した上で、その地域の一住民としての社会的有用感を達成することにあると思います。
  要するに、「その人が心からこの地域に住んでいて本当によかった」と思えるような支援を展開していくことが私たちに求められる使命だと思っています。

  昭和区社協には、サービス提供責任者(ホームヘルパー)・ケアマネジャー(介護支援専門員)・社会福祉士・介護福祉士・保健師・看護師など経験豊富な数多くの専門職が所属しています。
  それぞれの専門職が互いに協力し、力を出し合っていくことができれば、多角的な幅広い支援が可能になると思いませんか?それはひいては、各専門職のさらなる専門性の資質向上にもつながる取り組みにもなっていきます。

  そういう昭和区社協の各専門職がそれぞれの立場の壁を乗り越え、同じ支援目標のもとひとつのチームとなって協働型の支援を展開していく取り組み(=昭和区社協の総合力を生かした支援)が我々の目指す「総合支援型社協」です。

総合支援型ケース会議の様子はこちら

今までの総合支援ケースの取り組みはこちら


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