企業訪問
パイロットインキ竃シ古屋本社・御器所工場
 
 昭和区役所の東側にあるパイロットインキ竃{社は、今年で創業65年にもなる老舗企業です。パイロットと聞けば【フリクションボールペン】ですよね。 フリクション(摩擦)?聞き慣れなかった名前ですが、消える面白さと綺麗な書き味!鉛筆みたいに擦れて汚れない便利さであっという間に普及しました。 こんな昭和区自慢の企業に是非話を聞きに行きたい!っという訳で取材に行ってきました。


フリクション
ラインナップ

   

Q:

なぜ名古屋に本社ができたのでしょうか。

A:

昭和23年に当社の前身である【パイロット萬年筆竃シ古屋工場】として創立。名古屋が日本の中心に位置しており日本各地への商品の発送に便利であること、万年筆のインキを入れる瓶を製造するガラス工場が名古屋近郊にあったことからです。
   

Q:

どんなものを作っているのですか?

A:

創業97年にもなる親会社潟pイロットコーポレーション【旧社名:パイロット萬年筆梶zが販売する中低価格の各種筆記具と当社が直接販売するおもちゃ類の生産を担っています。
   

Q:

フリクションのインキを発明したのもここですか?

A:

1975年にフリクションインキの前身である温度の変化で色が変わる素材メタモカラーを発明しました。(特許取得!
   

Q:

すごい発明ですよね。フリクションボールペンをすぐに生産し始めたのではないのですね。

A:

初めは技術的な問題から筆記具のインキに使用できませんでしたが、おもしろいインキなので何に利用したらいいだろうということで雑貨やおもちゃを作りました。おふろで髪の色がピンクに変わるメルちゃんやおままごとセット、絵がわりマグカップなどバリエーション豊かで、このメタモカラーを使った商品はたくさんあります。
   

Q:

フリクションボールペンは摩擦で字が消えるんですよね。

A:

実は消えた様に見えますが、約60℃で透明に変色しているだけです。−15度以上に冷すと元の色に変色して字は復活します。
   

Q:

フリクションボールペンの知名度はどれくらいでしょう。また今までの生産量は何本ぐらいですか?

A:

日本では70%程度の知名度です。昨年末までにフリクションシリーズとして世界中で12億本を売り上げました。
   

Q:

潟pイロットコーポレーションの中低価格の筆記具はパイロットインキ鰍ナ作っているのですね。新作のペンが出来上がるまでに何年ぐらいかかるのでしょう。

A:

企画・開発に2〜3年、試作1年で足かけ4年ほどでしょうか。当社のペンはすべて国内生産します。インキの研究開発、ペン本体の設計、生産設備の設計製造、ペンの生産、小売店への販売促進活動も行っています。自分の開発した商品が店頭にならんでいるのをみるととてもうれしいです。
   

Q:

おもちゃの種類も多いですね。
特にメルちゃんの服や小物の量にびっくりです。企画は何人でするのですか。

A:

おもちゃの企画開発は6人でしています。小物などの企画は一部外部へ委託しています。

   

Q:

メルちゃんはロングセラーですね。

A:

メルちゃんは23歳になりました。おもちゃは1年ぐらいで商品が入れ替わったり、製造中止になるものもあります。メルちゃんは人気商品といえますね。

   
 

お忙しいところおじゃましてたくさんお話をうかがいました。
また、本社と工場の間には春にはバラの花が綺麗です。秋も四季咲きのバラが少し咲いていました。

   

工場には福祉に寄付できる赤い羽根共同募金自動販売機も設置していただいてます。
ありがとうございます。

 

メルちゃんとアヒル隊長

     
 

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